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StarAngel第2話「出発目前」


――翌朝


カフェでメンバーが各自朝食をとっている中、カイトは物静かに外を眺めていた。

と、そこへ・・・

「カイト」

「一緒に食べていい?」

「ああ、構わないぜ」


カイトの前の席に座り朝食を食べ始めた。
沈黙が続く中、ふと目の前に目をやるリナ。


「ねぇ、カイトは食べたの?」

「俺は少々食わないでも平気だ」

「え?」

「そういう体質なんでな」


首を傾げて不思議そうにカイトを見つめるリナは昨日のことをふと思い出した。


「あ、そうだ・・・昨日はごめんね。勝手に入り込んで・・・それに」

「それに?・・・ああ、俺のベッドで寝てしまったことか?」


躊躇(ちゅうちょ)することなく言った言葉に周りの目線が一気に注がれる。


「うわっ、声大きいって!そ、そりゃ寝ちゃったけど・・・!」


その言葉にガタッと立ち上がったのは兄のミキアだった。


「ほれほれ、ジロジロ見るなって」


呆れた様子でその場のフォローをすると二人の前へ来て一言。


「仲良くするのはいいが~程ほどにしろよ?」

「ちょ、兄貴!違うって!」

「はいはい」


ミキアはそっぽを向いて手を振りその場を離れ、歩きながらメンバーに向かって話す。


「それじゃ、各自準備出来たらミーティングルームへ集合だ」

「「「了解!!」」」


メンバー達は食事を終えると、それぞれマイルームに戻っていった。
残されたカイトとリナ・・・


「すまんな、リナ。どうも俺余計なこと言ってしまったようだ」

「あはは・・・まぁ、カイトの部屋独占してたのは事実だし、私の方こそごめんね」


二人もマイルームに戻り、出発の準備を整えてミーティングルームへ向かった。


――ミーティングルーム


「それじゃ、今回調査に向かうわけだが・・・」


リーダーミキアから惑星ディアゴの調査目的や緊急対応の仕方など
説明ががおこなわれた。


「で、それぞれ二人一組で別行動を取ってもらうことになってるが
そのブレスレットに各メンバーの状態などが見れるようになっている」


ブレス型端末では体力低下などがすぐに分かる仕組みになっており、
パートナーとして登録していれば、常時表示されるようになる。

前もって設定は完了している為、最終チェックをおこないミーティングは終了した。


「では、出発するため転送ルームへ向かう」


転送ルームへ向かう途中、リナに話しかけてきたユキエナ。


「ねぇ、リナさん」

「・・・ん?」

「とうとう出発しちゃうね」

「どうした?不安?」

「うん、不安だらけだよ。私役に立てるかなって」


不安げな表情のユキエナにリナはポンと肩を軽く叩いて


「だいじょーぶだいじょーぶ!ツエン兄貴が居るでしょ!」


それを隣で聞いていたツエンは苦笑している。


「ま、何かあったら駆けつけるから安心して!」

「うん、ありがとうリナさん」


少し表情が柔らかくなったユキエナに笑みを浮かべるリナであった。

そんな二人を尻目に前方を歩くカイトにツエンが声を掛ける。


「なぁなぁ~カイト~
お前、リナちゃん付き合ってるのか?」

「付き合う?俺が?」

「ああ、だって一緒の部屋で寝たんだろ?」

「昨晩は食い物何もないからって俺の常備食を貰いに来ただけだ」

「ふーん・・・
にしても、よく襲わないよな。俺だったら我慢できないかも」

「何言ってるんだお前・・・」


ギロリとツエンを睨むカイトにツエンは「冗談冗談~」と笑いながらユキエナの所へ戻っていった。

後ろではまだ楽しそうに話すリナとユキエナの姿があった。

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テーマ: 自作小説(二次創作) - ジャンル: 小説・文学

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