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StarAngel第3話「惑星ディアゴ」


『転送完了しました』

「りょーかい。では、何かあったらまた連絡する」

『気を付けてねミキア』

「ん・・ああ、またな」


無事惑星ディアゴへ転送が完了し、端末で司令室のマナと通信していた兄に
リナは覗き込んでニタニタしている。


「彼女と仲良いみたいでいいねぇ~♪」

「何言ってるんだ。ほら行くぞ」

「んもう~つれない兄貴だなぁ」


またも呆れた表情のミキアに同情したカイトがリナに一言。


「リナ、これから俺達は調査しに行くんだ。遠足に来たわけじゃない」

「あ、うん・・・ごめん」

「分かればいい」


カイトのキツイ一言にリナは一気にシュンとなった。
そんなリナの頭をポンと軽く叩いたミキアはリナの耳元で


「カイト怒らせると怖いから気を付けろ」


と呟くとニィ~と笑みを浮かべた。

それぞれ武器などの調整が完了し、ミキアもションボリしているリナの準備を手伝った。


「さぁ、準備OKだな。ではこれから別行動になる。
各自、周りには十分気を付けて行動するように。何かあったらすぐに連絡しろ」


ミキアの合図でメンバー達が予め指示されていた方向へ散らばっていった。

その座標は常に管理センターに送信され動きは把握されている。


「んじゃま、行きますかね~リナ」

「うん・・・」

「そう、暗い顔すんなって!あいつもお前のこと思って言ったんだろうよ」

「そうかなぁ・・・私、嫌われちゃったかな・・・?」

「はは、お前・・・もしかしてマジ惚れか?」

「な、何言ってるの!?」


顔を真っ赤にして首をぶんぶん振ってる妹に意地の悪い笑みを浮かべ笑っていた。
そしてふと、リナが顔を上げて周りを見渡す。


「あ、今やっと気付いた」

「どうした、リナ」


惑星ディアゴの壮大で豊かな自然に気付いたリナ。
今いる場所は、生い茂る木々に囲まれどこからか水の流れる音が聞こえる。


「ねぇ、兄貴。私、自然を目にするのはこれが初めてだよ・・・」

「ああ、そうだな」


リナ達が生まれる前から惑星フロウでは大気汚染が進み、宇宙都市での生活が当たり前になっていた。
木々は所々あったが、それも人口の物で森林と言えるほどの物ではなかった。

そして、謎の襲来によりフロウは完全に住める状態ではなくなってしまった。
宇宙都市のほうも大きなダメージを負い、住民大移動が始まり今に至る。


「あの謎の襲来で半数の人々やキャスト達が命を失ったのよね」

「俺達の親は生き延びて俺達を生んでくれた。
感謝だよな、こんな綺麗な景色見れるんだから」

「うん・・・」


リナとミキアの母親はミキア出産後に体調不良が続き、リナを出産と同時に亡くなってしまった。
父親の方は一年前に病気亡くなったのだった。


「よし、兄貴!父さん母さんの分までいっぱい目に焼き付けていこー!」

「はは、そうだなっ!」


二人は張り切って歩き出した。


一方その頃カイトとクレディは南の方へ脚を進めていた。


「ねぇ、カイト」

「ん・・・?」

「大自然ってこんなにも綺麗なんだね。知らなかったよ」

「・・・そうだな。嘗てフロウもこうだったのだろな。
地上はもう人が住めるほど良い環境では無かったからな・・」

「・・・え?」

「いや、なんでもない」

(あれ?まるで知ってるかのような言い方だったけど・・・気のせいかな?)


クレディは首を傾げカイトを見上げていると、カイトはそれを無視してサッサと先を行ってしまった。


「あ、ちょっと~!カイト待ってよ~!」


置いて行かれまいと急いで走り出すクレディ。
この先で何が待ち受けているかも知らずに・・・


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テーマ: 自作小説(二次創作) - ジャンル: 小説・文学

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